【7月25日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のヒューストン・テキサンズ(Houston Texans)の新人WRジョン・メッチー3世(John Metchie III)が、治療可能な白血病と診断され、新シーズンはプレーしない可能性が高いことを発表した。

 22歳のメッチー3世は、昨季アラバマ大学(University of Alabama)で96本のパスをレシーブして1142ヤードを獲得し、8タッチダウンを記録。今年4月のドラフト全体44番目でテキサンズに指名されていた。

 メッチー3世は「先日、APL(急性前骨髄球性白血病)と診断された。最も治療しやすい形の白血病だ」と発表し、「この診断の結果、今季はフットボールをプレーしない可能性が高い。自分の健康と回復にしっかり集中する」と明かした。

 APLは、前骨髄球という未熟な白血球が急増する血液のがん。NFLでは、インディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)のヘッドコーチ(HC)だったチャック・パガーノ(Chuck Pagano)氏が2012年にAPLと診断され、治療のため3か月休養した後、復帰してプレーオフを戦うチームを率いた。

 メッチー3世はナイジェリア人の父親と台湾人の母親のもと台湾で生まれ、1歳のときに家族でガーナへ移住し、その後にカナダへ移っていた。(c)AFP