【7月17日 AFP】ツール・ド・フランス(2022 Tour de France)は16日、第14ステージ(サンテティエンヌからマンド、192.5キロメートル)が行われ、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard、デンマーク)がUTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)の攻勢をしのいで総合首位を守った。

 チーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコ(Team BikeExchange-Jayco)のマイケル・マシューズ(Michael Matthews、オーストラリア)が、EFエデュケーション・イージーポスト(EF Education-Easypost)のアルベルト・ベッティオール(Alberto Bettiol、イタリア)との最後の上り坂での争いを制し、ステージ優勝を飾った。

 山岳ステージが続いた後、前日に激しい争いが繰り広げられたことに加え、路面温度が60度に達する暑さが選手の中にたまった疲労感を強める中、レースはそこかしこに乾いた石垣がのぞく殺風景な丘陵地帯へ突入した。

 その中でポガチャルは早い段階でアタックを仕掛けたが、ヴィンゲゴーのユンボ勢に阻まれて成功せず、タイム差を縮めることはできなかった。ヴィンゲゴーとの2分22秒差が変わらなかったポガチャルは「これがレースだ。頑張ったし、これを続けていく」と話した。

 ヴィンゲゴーは「とても暑くて、(気温は)40度あったのではないかと思う。特にマンド(Mende)近くの終盤は暑かった。だけど暑さは気にならないし、うまく乗り切れている」とコメント。「タデイのことはとてもリスペクトしているが、そろそろ自分が攻める番かもしれない」と話した。(c)AFP