【7月17日 AFP】ラグビーテストマッチが16日、各地で行われ、アイルランドはニュージーランドとのシリーズ3戦目に32-22で勝利し、プロ化以降では初めてニュージーランド遠征シリーズに勝ち越したチームとなった。

 ウェリントンで行われた一戦で、アイルランドは前半に3トライを決めて22-3のリードで折り返すと、後半こちらも3トライを挙げたニュージーランドの猛反撃をしのぎ、シリーズ2勝1敗と勝ち越しに成功した。

 ニュージーランドへ遠征したチームがシリーズに勝ち越すのは通算6回目で、フランスが2勝0敗を記録した1994年以来のこととなった。

 アイルランドはこれでオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)との直近8戦で5勝目を挙げ、来年行われるラグビーW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)の優勝候補筆頭としての地位を確立した。

 アイルランド主将のジョニー・セクストン(Johnny Sexton)は、「チームの努力は信じられないほどで、非常に特別な一日になった。世界最高のチーム、最高の中の最高と対戦したわけだし、ここへ遠征してきてこの結果を成し遂げたのは、非常に特別なことだ」とコメントした。

 一方のニュージーランドは直近のテストマッチ5試合で4敗となり、イアン・フォスター(Ian Foster)ヘッドコーチ(HC)に大きなプレッシャーがかかっている。(c)AFP