【7月17日 Xinhua News】中国浙江省(Zhejiang)金華市(Jinhua)婺城区の茶畑で12日、茶葉の国家級研究機関である中国農業科学院茶葉研究所などが「茶畑の機械化作業に関する技術と設備の現地交流会」を開き、日本から導入された乗用型摘採機の実演が行われた。

 同研究所の肖強研究員によると、今回実演された乗用型摘採機は日本のカワサキ機工(Kawasaki Kiko)製で、中国の茶畑の畝(うね)幅に合わせて設計された。1時間当たり3~5ムー(約0・2~0・3ヘクタール)の収穫が可能。茶摘み効率は従来の2人用可搬摘採機の3~4倍、1人用摘採機の7~9倍高く、収穫した生葉の均一性と等級の向上にもつながるという。

 肖氏は「この機械は茶畑での摘採作業のほか、茶樹の剪定(せんてい)や刈り込み、茶畑の深耕・施肥などもできる。茶畑での主要作業に対するニーズに応えてくれる」と語った。

 統計によると、中国は今年、これまでに日本から20台近い乗用型摘採機を輸入している。中国が日本からまとまった数量の乗用型茶園管理機を輸入するのは初めてになる。(c)Xinhua News/AFPBB News