【7月14日 AFP】ツール・ド・フランス(2022 Tour de France)は13日、第11ステージ(アルベールビルからグラノン峠、151.7キロメートル)が行われ、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard、デンマーク)が優勝し、総合首位に立った。

 UTE(UAE TEAM EMIRATES)の王者タデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)は、猛暑と高標高で消耗し、マイヨ・ジョーヌ(イエロージャージー)を奪われた。

 標高2413メートルの山頂でゴールを迎える山岳区間で、ヴィンゲゴーはアルケア・サムシック(Arkea-Samsic)の山岳のスペシャリスト、ナイロ・キンタナ(Nairo Quintana、コロンビア)に59秒差、チームDSM(Team DSM)のロマン・バルデ(Romain Bardet、フランス)に1分10秒差をつけてトップでフィニッシュした。

 一方、疲れ果てた様子のポガチャルは、首位と2分51秒差の7位でフィニッシュ。それでも2020、21年と連覇中の王者は「突然調子が悪くなった。きょうは自分の日ではなかったが、戦い続ける」と前を向いた。

 総合首位に浮上したヴィンゲゴーは、こちらも同2位に順位を上げたバルデに2分16秒差をつけている。(c)AFP/Damian MCCALL