【7月12日 CGTN Japanese】中国中部、湖北省武漢市武昌区の衛生健康局の11日付発表によりますと、同区の疾病コントロールセンターは9日夜、武漢大学で感染性下痢の症例が1例現れ、嘔吐と下痢を主とし、低熱を伴い、血清学的凝集試験でO139陽性との病院からの報告を受けました。

 省・市・区の3級の疾病コントロールセンターの再調査により、この症例の血清学的凝集試験はO139陽性で、コレラと診断され、毒性遺伝子は陰性でした。患者の症状は効果的な診療によりコントロールされて消失しました。専門機関が現在、関係者のサンプリング検査と追跡管理、関連場所の一時的な封じ込め管理と消毒処置を行い、新たな症例は発見されていません。

 コレラは腸内感染症で、効果的に予防や治療することができます。主にコレラ菌を含む水や食べ物を通じて感染し、まれに直接的な接触により感染することもあります。主な臨床症状は、発熱を伴わない水様性下痢です。重症コレラは、急性の水様性下痢が現れ、しばしば吐き気や嘔吐を伴い、急速な脱水を招きます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News