【7月11日 CGTN Japanese】中国の製薬大手「騰盛博薬」傘下の子会社「騰盛華創」が7日に発表したところによりますと、同社が開発した新型コロナウイルスの治療薬である、安巴韋モノクローナル抗体注射液「BRII-196」および羅米司韋モノクローナル抗体注射液「BRII-198」によるカクテル療法の国内での商業販売が始まりました。これは中国国内で初めて承認された、国産の新型コロナ特効薬です。

 騰盛博薬の総裁兼大中華区の羅永慶総経理によりますと、海外の同類製品は政府発注のモデルで取引され、一人分の値段は1500~2000米ドル(約20万~27万円)ですが、騰盛博薬のカクテル療法の定価は1万元(約20万円)以下となっており、国際的な値段を下回っているということです。

 また、同薬はすでに深セン市第三人民病院での治験に使われ、国民医療保険の適用範囲にあるということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News