【7月5日 AFP】ロシア当局は4日、在モスクワ英大使館前の広場を、ウクライナの親ロシア派武装勢力にちなんだ名称に変更すると発表した。

 モスクワ市は「ルガンスク人民共和国広場(Lugansk People's Republic Square)」の設置場所について10万人以上にアンケートを実施。回答者の56%以上が、スモレンスカヤ(Smolenskaya)駅近くの川沿いにある英大使館前の広場を選んだという。

 モスクワ市は先月、市内の米大使館前の広場を「ドネツク人民共和国広場」と命名し、住所も「ドネツク人民共和国広場1番地」に変更した。

 米大使館はこれを受け、住所を「55.75566°N、 37.58028°E(北緯55.75566度、東経37.58028度)」に変えた。

 英米は、ウクライナ東部を支配する親ロ派勢力が自称するルガンスクとドネツクの両「人民共和国」を承認していない。

 ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以来、複数の西側諸国がロシア大使館のある通りの名前を改称している。(c)AFP