【6月26日 AFP】ラグビーテストマッチが25日、ミクニワールドスタジアム北九州(Mikuni World Stadium Kitakyushu)で行われ、日本は43-7でウルグアイに大勝した。日本のジェイミー・ジョセフ(Jamie Joseph)ヘッドコーチ(HC)は、来年のW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)に向けて「いいスタート」が切れたとチームをたたえた。

 今年初めてチームの指揮を執ったジョセフHCは、「エキサイティングな時間」だったとコメント。「われわれにとって、この試合が出発点になった」と話し、「非常に短期間でチームをつくろうとしている。その点をこの試合の状況に照らして見たときに、きょうは非常にいいスタートが切れたと思う」と喜んだ。

 日本は前週、東京でウルグアイと対戦して34-15で勝利したが、ジョセフHCは采配を振るっておらず、有望な若手を中心としたチームの指揮を堀川隆延(Takanobu Horikawa)コーチに任せていた。

 そしてこの日はジョセフHCが指揮官に戻った中で、日本は主将の坂手淳史(Atsushi Sakate)とディラン・ライリー(Dylan Riley)の前半のトライで主導権を握ると、後半もゲラード・ファンデンヒーファー(Gerhard van der Heever)や梶村祐介(Yusuke Kajimura)のトライでリードを拡大したが、終盤はウルグアイに苦しめられ、マヌエル・アルダオ(Manuel Ardao)にトライを許した。

 ジョセフHCも「最後の15分、20分は少しよくなかった」と話し、この後2週間で2回対戦するシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2022)王者フランスとの試合に向けて、「ああいったことは、ティア1勢との対戦では許されない」と続けた。(c)AFP