【6月26日 AFP】(更新)ロシア軍との激戦が続いていたウクライナ東部の要衝セベロドネツク(Severodonetsk)のオレクサンドル・ストリュク(Oleksandr Striuk)市長は25日、同市はロシア軍により「完全に占領された」と発表した。

 ウクライナ軍は24日、同市から撤退すると明かしていた。

 市長によると、ロシアの攻撃から身を守るためアゾト(Azot)化学工場に逃げ込んでいた民間人が退避を開始したという。

 親ロシア派武装勢力は、ロシア軍と親ロ派部隊がアゾト化学工場を支配下に置き、同工場にいた民間人800人以上を「避難させた」と発表した。

 ロシア軍がセベロドネツクと近隣のリシチャンスク(Lysychansk)を掌握すれば、両都市を含むルガンスク(Lugansk)州のより広い範囲を制圧することになり、両州が位置するドンバス(Donbas)地方でのさらなる攻勢強化につながる可能性がある。(c)AFP