【6月20日 AFP】イラク保健当局は19日、北部クルド自治区を中心に少なくとも13人のコレラ患者が確認されたと発表した。

 クルド自治区の保健局長は、スレイマニヤ(Sulaimaniyah)県で10人のコレラ患者を確認したと述べた。感染が疑われる56人についても、首都バグダッドの研究所で検査が行われている。

 当局によると、同県に隣接するキルクーク(Kirkuk)県で1人、南部のムサンナ(Muthanna)県でも2人の感染者が確認された。

 死者は確認されていない。

 コレラは一般に、不衛生な環境でコレラ菌を含んだ食べ物や水を摂取することで感染する。急性の下痢を主症状とし、抗生物質と水分補給で治癒するが、治療を受けなければ数時間で死に至る場合もある。(c)AFP