【6月14日 Xinhua News】中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ、Huawei)は8日、広東省(Guangdong)深圳市(Shenzhen)で「イノベーションの視野を広げる:2022イノベーションと知的財産権フォーラム」を開き、2年に1度行う「十大発明」コンテストで受賞した優秀発明を発表した。同社はフォーラムで、21年末時点の同社の国際特許出願件数が20万件以上、特許取得件数が11万件以上、特許協力条約(PCT)に基づく国際特許出願件数が6万件以上になったと明らかにした。

 国際知的財産保護協会(AIPPI)中国部会会長で中国国家知的財産権局元局長の田力普(Tian Lipu)氏は「ファーウェイの実績は中国の知的財産権分野の手本であり、世界的にみても珍しい例だ。同社は中国の知的財産権の価値を世界中にアピールするとともに、中国における知的財産権制度の変革と発展も継続的に進めている」と述べた。

 ファーウェイの宋柳平(Song Liuping)最高法務責任者(CLO)によると、21年の同社の研究開発費は1427億元(1元=約20円)で、売上高に占める比率は22・4%に上り、ともにここ10年近くで最高水準となった。ファーウェイは現在、研究開発費の規模が世界第2位の企業となっており、ここ数年は基礎研究に毎年200億元以上を投じている。巨額の研究開発費を投じる中、同社のここ2年の新規特許出願件数も年間1万件を超え、過去最多を更新した。(c)Xinhua News/AFPBB News