【6月6日 AFP】韓国軍は6日、北朝鮮による前日の弾道ミサイル発射実験に対抗し、米韓両軍が弾道ミサイル計8発を発射したと発表した。

 韓国軍合同参謀本部によると、米韓両軍は6日早朝、地対地ミサイル「ATACMS(エータクムス)」を日本海の標的に向けて約10分間にわたって発射した。

 北朝鮮は5日、米航空母艦1隻が加わった米韓両軍による合同演習が実施されたのを受け、短距離弾道ミサイル8発を発射していた。

 韓国軍合同参謀本部は「わが軍は北朝鮮の一連の弾道ミサイルによる挑発を強く非難するとともに、朝鮮半島の軍事的緊張を高める行動を直ちに停止するよう強く要請する」と述べた。

 北朝鮮は今年、深刻な経済制裁に直面しているにもかかわらず軍備を増強しており、当局者や専門家は、北朝鮮が新たな核実験の実施に向け準備をしていると警告している。(c)AFP