【6月1日 AFP】韓国の人気音楽グループ「BTS(防弾少年団)」は5月31日、米ホワイトハウス(White House)でジョー・バイデン(Joe Biden)大統領と面会し、アジア系住民に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)撲滅を呼び掛けた。

 メンバー7人はそろいの黒いスーツにネクタイ、白いシャツといういでたちだった。バイデン氏との面会に先立ち、カリーヌ・ジャンピエール(Karine Jean-Pierre)大統領報道官と共に記者会見に臨んだ。

 ジミン(Jimin)さんは通訳を介して、米国で近年ヘイトクライムが急増していることに「(BTSは)打ちのめされています」と語った。

 シュガ(Suga)さんは「人と違うことは悪いことではない。私たちが心を開き、あらゆる違いを受け入れるところから平等が始まると思います」として、寛容さを訴えた。

 ホワイトハウスはBTSを招いた目的について、「連帯の必要性やアジア系の受け入れと(政治への)代表参加、そして近年顕著になっているアジア系へのヘイトクライムや差別対策」について議論するためだと説明した。(c)AFP/Sebastian Smith