親ロシア派勢力、「東部リマンを制圧」 ウクライナ
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【5月27日 AFP】ウクライナの親ロシア派武装勢力は27日、東部リマン(Lyman)を制圧したと発表した。リマンは、ウクライナ政府が現在も掌握している東部の主要な都市に通じる戦略的に重要な場所にある。
親ロ派「ドネツク人民共和国」は、これまでにリマンを含む「220の集落を解放し、全面的に掌握した」とメッセージアプリのテレグラム(Telegram)に投稿した。
これまでのところ、ロシア、ウクライナ両国はこの情報を確認していない。
リマンはドネツク(Donetsk)州の北側に位置し、スラビャンスク(Slavyansk)やウクライナ政府が制定したドネツク州の州都クラマトルスク(Kramatorsk)に続く幹線沿いにある。
ロシア政府は現在、同国国境に接し、親ロ派勢力が一部を実効支配するウクライナ東部ドンバス(Donbas)地方および南部の制圧地域拡大に注力している。
ロシア軍の支配下にある南部ヘルソン(Kherson)州と南東部ザポリージャ(Zaporizhzhia)州について、ロシア政府が指名した自治体当局者らは両州のロシア編入の可能性に言及している。(c)AFP