【5月24日 AFP】米国のロイド・オースティン(Lloyd Austin)国防長官は23日、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対し、20か国が追加軍事支援を表明したことを明らかにした。

 長官によると、ウクライナへの軍事支援を協議する関係国会合がこの日、オンライン形式で開かれ、20か国が兵器や弾薬などの提供を表明した。会合にはウクライナのオレクシー・レズニコフ(Oleksiy Reznikov)国防相も参加し、戦況を報告した。

 オースティン氏は「多くの国が砲弾や沿岸防衛システム、戦車などの戦闘車両を提供する」ほか、ウクライナ軍の訓練を実施すると述べた。

 同氏によると、デンマークは対艦巡航ミサイル「ハープーン(Harpoon)」を、チェコは攻撃ヘリコプターや戦車、ロケットシステムを提供する。

 ハープーンは黒海(Black Sea)沿岸のオデーサ(Odessa)の防衛強化に充てられる。

 今回の関係国会合は2回目で、50弱の国・機関が参加。次回は6月15日にブリュッセルで開かれる北大西洋条約機構(NATO)閣僚会合に合わせ、対面で開催される予定。(c)AFP