【5月23日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーの今季メジャー第2戦、第104回全米プロゴルフ選手権(2022 PGA Championship)は22日、米オクラホマ州タルサ(Tulsa)のサザンヒルズ・カントリークラブ(Southern Hills Country Club、パー70)で最終日が行われ、ジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)がウィル・ザラトリス(Will Zalatoris、米国)とのプレーオフを制し、5年ぶり2回目の大会制覇を果たした。最終日に7打差を逆転した。

 トーマスは「67」とスコアを伸ばすと、「71」だった昨季マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2021)2位のザラトリスと通算5アンダーで並び、3ホールの合計スコアで争うプレーオフに突入した。

 迎えたプレーオフでは、最初の13番で両者ともにバーディーを奪取。続くパー4の17番ではトーマスが1オンからバーディーを奪ったのに対し、ザラトリスはチップショットで約2.1メートルに寄せたがバーディーを逃した。そして迎えた最終18番で、ザラトリスが約12メートルのバーディーパットを外すと、トーマスがパーをセーブして優勝を飾った。最終日に7打差を逆転しての優勝は、全米プロでは最大タイの記録となった。

 3打差の単独首位から出たミト・ペレイラ(Mito Pereira、チリ)は、最終盤までトップを守り続けていたが、18番で痛恨のダブルボギーをたたいて優勝を逃した。この日5オーバーと崩れたペレイラは、キャメロン・ヤング(Cameron Young、米国)とともに1打差の3位タイとなった。

 首位と9打差で最終日をスタートさせたメジャー4勝のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は、スコアを2ストローク伸ばし、3打差8位で大会を終えた。キャリアグランドスラムを狙ったメジャー3勝のジョーダン・スピース(Jordan Spieth)は、9打差34位タイだった。(c)AFP/Jim SLATER