【5月22日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は21日、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)の残留を発表した。スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)へは移籍せず、PSGとの契約を2025年まで延長したエムバペは、クラブに残れて「とても幸せ」と話している。

 今季リーグ戦最終節のメッス(FC Metz)戦を前に、ナセル・アル・ケライフィ(Nasser Al-Khelaifi)会長とともに本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes)に登場したエムバペは、「フランスと、僕の街であるパリに残ることができてとても幸せだ」とコメントし、「自分が一番好きなこと、つまり試合に勝ち、みんなと一緒にトロフィーを勝ち取ることをこれからも続けていければと思っている」と続けた。

 その後に行われた試合では、ハットトリックで契約延長を自ら祝って5-0の大勝に貢献し、今季リーグ戦のゴール数を28得点とした。

 今回の残留の決断によって、恐らくサッカー界でここ数か月最も注目される話題となっていた、エムバペの去就に関する臆測にも決着がついた。

 レアルは以前からエムバペの獲得を目指しており、数か月前には合意に至ったという報道もあった。また本人も、レアルでプレーしたいという希望を隠していなかったが、移籍は実現しなかった。(c)AFP