【5月19日 CGTN Japanese】中国とベトナムは18日、北部湾(トンキン湾)海域の水産資源の保護を強化し、資源の回復を加速するために、同海域で初めて水産資源の増殖・放流活動を同時に展開しました。

 中国とベトナムはそれぞれ中国の広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)北海市(Beihai)とベトナムのクアンニン省ハロン市で、北部湾に稚魚や稚エビ6400万匹を放流しました。双方はまた、放流個体を回収して従来型の標識法と分子鑑定法により選別し、増殖・放流効果の評価研究を行い、放流種の遺伝的多様性を調べ、増殖・放流が自然の個体群の遺伝的多様性に与える影響を評価します。

 中国とベトナムは2017年からそれぞれ、北部湾で4回の増殖・放流活動を展開してきました。中国側が放流した各種稚魚類は累計1億5000万匹を超え、増殖回収率は5%以上という比較的高い水準を維持しており、資源回復の効果は鮮明に出ています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News