【5月18日 AFP】(写真追加)第75回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)が17日、フランス・カンヌ(Cannes)で開幕した。

 開幕式では、ロシアの侵攻を受けるウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領が事前予告なしのビデオ演説を行い、「毎日何百人もが亡くなっている。彼らは(映画のように)拍手の後に立ち上がることはできない」と自国の窮状を訴えた。

 オープニング作品は、フランスのミシェル・アザナビシウス(Michel Hazanavicius)監督の『キャメラを止めるな!(Coupez !)』。日本の映画『カメラを止めるな!』のリメーク作品だ。

 今回の同映画祭は戦争が主要なテーマとなっており、ウクライナ関連の特集デーも設けられている。先月、ウクライナでロシア軍に殺害されたとされるリトアニア人監督マンタス・クベダラビチュス(Mantas Kvedaravicius)氏の遺作となったドキュメンタリー映画『マリウポリス2(Mariupolis 2)』も特別上映される。

 式ではまた、米国人俳優で平和活動家のフォレスト・ウィテカー(Forest Whitaker)に名誉パルムドール(Palme d'or d'​honneur)が授与された。

 会場に姿を見せたスターやゲストらを写真で紹介する。(c)AFP