【5月17日 Xinhua News】中国上海市は16日開いた新型コロナウイルス対策に関する記者会見で、全市16区のうち15区で隔離施設・地域以外での新規感染者報告が3日連続でゼロになる「社会的ゼロコロナ」を実現し、感染拡大を効果的に抑制したと発表した。今後については、三つの段階を経て正常な生産・生活秩序を回復させる方針を示した。

 会見では宗明(Zong Ming)副市長が各段階について次のように説明した。

 第1段階:ゼロコロナ難関攻略「十大行動」の成果を固める段階(現在から5月21日まで)。新規感染者の減少とリバウンド防止に重点を置く。封鎖管理区、制限管理区の人数を減らし、警戒区は秩序を保ちつつ規制を解き、限定的な移動と効果的な管理を進める。市全体で社会活動を低いレベルで維持する。

 第2段階:常態化した感染対策への転換段階(5月22日から31日まで)。1日当たりの新規感染者数をさらに減らし、封鎖管理区と制限管理区の範囲を封鎖全面解除になるまで減らし続ける。感染対策の常態化した等級、分類ごとの管理への転換を加速させる。

 第3段階:全市の通常の生産・生活秩序を全面的に回復させる段階(6月1日から中下旬まで)。厳格なリバウンド防止とリスク制御を前提に、感染対策の常態化管理を全面的に実施し、市全体の通常の生産・生活秩序を全面的に回復させる。(c)Xinhua News/AFPBB News