【5月17日 CNS】「世界知的財産の日」の4月26日、中国で知的財産庁を含む20の機関が「知的財産強国を築く新たな旅」をテーマに、知的財産広報週間活動を始めた。

 世界知的所有権機関(WIPO)中国事務所の劉華(Liu Hua)主任は北京で開催されたイベントで、「イノベーションは中国の経済発展を促進する中核であり、知的財産はグリーン(エコロジー)で持続可能な開発を促進する上で重要な役割を果たしている」と強調した。

 中国政府は2021年9月、「知的財産強国建設要綱2021〜2035」を発表。中国を知的財産の「利用大国」から「創造大国」へ変貌させるため、知的財産の「量」の拡大と「質」の向上をそれぞれ加速させるとしている。今年初めには「知的財産強国建設要綱と第14次5か年計画実施のための年間推進規定」を発表し、2021~2022年の知的財産保護の主要任務と作業手段を指定。独占禁止や不当競争防止など7方面から115項目について定めた。

 中国国家知的財産局国際協力司長の劉剣(Liu Jian)副司長は「中国は知的財産を重視し、公正で透明なビジネス環境の構築に努めている。同時に、WIPOの枠組みで多国間問題に積極的に参与し、グローバルな知的財産エコシステムの構築に貢献する」と話している。(c)CNS/JCM/AFPBB News