【5月15日 CGTN Japanese】中国が初めて自主開発した深海水中採油ツリーが11日、海南島の鶯歌海海域で行われていたセッティング作業を終えて稼動しました。これは、中国の深海石油・天然ガス開発のコア技術・装備が飛躍的に進歩したことを意味しています。 

 水中採油ツリーは、海洋石油・天然ガス生産の「喉(要所)」で、地層の奥にある石油・天然ガスと外部の石油・天然ガス輸送パイプをつなぎ、採掘の速度を制御し、生産状況をリアルタイムで監視・調整できます。水中生産システムには、水中採油ツリーや水中制御システム、水中パイプなどの装備が含まれます。 

 中国海洋石油集団海南省支社のチーフエンジニアである劉書傑氏は、「この水中生産システムを応用することで、コストは以前に比べて約27%下がる。国内における石油・天然ガスの探査・開発の加速とエネルギー自給率の向上に重要な意義がある」と述べました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News