【5月10日 CNS】北京市はこのほど、公共サービスや屋外広告の管理に関する会議を開き、世界遺産の天壇(Tiantan)公園や繁華街の三里屯(Sanlitun)、北京南駅(Beijingnan Railway Station)、友誼病院など市内10か所に「デジタル公衆電話」を導入することを明らかにした。古い公衆電話にマルチメディア情報やスマートフォンの充電、第5世代移動通信システム(5G)基地局などの機能を取り入れ、市民サービスに役立てる。運用状況を見ながら実施範囲を拡大していく方針。

 北京市は公共施設の効率的管理のため、市内1751本の道路の計16万2800か所にQRコードのプレートを設置。道路沿いで問題が発生した場合、QRコードをスキャンしてすぐに場所を特定できるようにする。

 また、屋外広告の標準化・リスク排除のため、昨年9月に「北京市屋外広告・看板などの設置管理に関する規則」を施行。設置事業主の管理責任や恒常的な保守義務を強化している。同月に開始した「北京市屋外広告・標識などの管理総合サービス情報システム」により、372か所の標識や82か所の企業広告、1万9000か所以上の公共看板がリニューアルされた。(c)CNS/JCM/AFPBB News