【4月7日 AFP】ラグビー元スコットランド代表PRのトム・スミス(Tom Smith)氏が6日、死去した。50歳。スミス氏は2019年に結腸がんの診断を受けていた。

 スコットランド代表として61キャップを記録したスミス氏の死を受け、グレガー・タウンセンド(Gregor Townsend)現代表ヘッドコーチ(HC)は、スコットランド「史上最高の選手」の一人だったと悼んだ。

 スミス氏は、スコットランド代表3キャップだった1997年、ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム)の南アフリカ遠征メンバーに選出され、シリーズを2勝1敗で制したチームに貢献。4年後のオーストラリア遠征にも参加し、ライオンズで6試合連続出場した唯一のスコットランド選手となった。

 スコットランド代表ではキャプテンも務め、現在のシックスネーションズ(Six Nations Rugby)になる前年の1999年に行われた最後のファイブネーションズでチームを優勝に導いた。

 2009年の引退後はエディンバラ(Edinburgh Rugby)やフランスのクラブでコーチを務めた。(c)AFP