【3月20日 AFP】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は19日、ロシアが侵攻を開始した先月24日以降にウクライナから国外に避難した人は330万人を超えたと発表した。国内避難民は650万人近くに上るとみられる。

 18日までに国外に避難した人は332万8692人で、約90%を女性と子どもが占めている。18~60歳の男性は徴兵の対象となっているため、出国できない。

 国際移住機関(IOM)の調査によると、16日時点の国内避難民は推定約648万人。

 侵攻前のウクライナの人口は、ロシアが併合したクリミア(Crimea)半島とウクライナ東部の親ロシア派支配地域を除くと3700万人だった。

 UNHCRの最新統計によれば、ウクライナ難民の10人に6人がポーランドに逃れ、その数は201万693人に上る。(c)AFP/Robin Millard