【3月17日 AFP】東京五輪で野球日本代表の金メダル獲得に貢献した広島東洋カープ(Hiroshima Toyo Carp)の鈴木誠也(Seiya Suzuki)外野手(27)が、米大リーグ(MLB)のシカゴ・カブス(Chicago Cubs)と契約合意に達したと、複数の米メディアが16日に報じた。

 スポーツ専門チャンネルESPNやウェブサイトのジ・アスレチック(The Athletic)、MLBの公式サイトによると、5年総額8500万ドル(約101億円)の契約で合意したという。契約の条件にはポスティングの譲渡金として1462万5000ドル(約17億4000万円)のカープへの支払いも含まれる。

 MLB移籍時の契約としては日本人野手の史上最高額で、これを上回るのは投手を含めても2014年にニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)と1億5500万ドル(当時約161億円)で契約した田中将大(Masahiro Tanaka)のみとなっている。

 鈴木は昨季カープで打率.317、38本塁打、88打点を記録。2013年からプレーしているカープでの通算成績は打率.315、182本塁打、562打点。カブスでは外野での起用に加え、今季からナ・リーグでも導入される指名打者(DH)に入る可能性もある。(c)AFP