【3月15日 AFP】国連(UN)は先月24日にロシアが侵攻を開始して以来、15日までに300万人以上がウクライナから避難したと発表した。その半数近くが未成年者で、毎秒子ども1人が難民になっている計算になるという。

 国際移住機関(IOM)の報道官は記者会見で、「ウクライナ国外への人の移動が300万人に達した」と明かした。一方、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、これまでの難民の総数を297万人としている。その半数以上となる180万人がポーランドに逃れたという。

 国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は、避難した人々のうち140万人以上が未成年者だと発表した。報道官はスイス・ジュネーブで開かれた記者会見で、「ウクライナではこの20日間、1日当たり平均7万人以上の子どもたちが難民となった」と述べ、これは毎分約55人、「ほぼ毎秒1人」に相当すると指摘した。(c)AFP