【3月11日 AFP】(更新)米大リーグ機構(MLB)と選手会(MLBPA)が10日、5年間の新労使協定で合意に達し、2022年シーズンが来月から遅れて開幕することが決まった。

 長時間に及ぶ瀬戸際の交渉が決裂に終わってから24時間もたたない中で、双方は新労使協定の合意にこぎつけた。

 球団オーナーが10日の投票で賛成30票の全会一致で承認し、これで99日間に及んだロックアウトは終わりを迎えた。後は選手側が承認すれば、新シーズンが4月7日に開幕する。

 当初シーズンは今月31日に始まる予定だったが、新労使協定の条件をめぐって球団側と選手側が激しく対立する中で遅れが発生。MLBのロブ・マンフレッド(Rob Manfred)コミッショナーも9日、新シーズン開幕は当初の予定より2週間遅い4月14日以降になると話していた。

 シーズンは予定通り全162試合を行い、すでに中止が決まっていた分はダブルヘッダーを組んで埋め合わせる。

 プレシーズンのキャンプは11日から始まり、全選手が13日までに集合する予定。オープン戦は17日か18日に開幕する。(c)AFP