【3月5日 AFP】先月の北京冬季五輪で三つの金メダルを獲得したクロスカントリースキー女子のテレーセ・ヨーハウグ(Therese Johaug、ノルウェー)が、今シーズン限りでの現役引退を表明した。

 2010年バンクーバー冬季五輪のリレーでも優勝した実績を持つ33歳のヨーハウグは、自身のインスタグラム(Instagram)で、競技以外のことに取り組みたいとの考えを明らかにした。

 ヨーハウグにとって北京大会での3冠達成は、2018年平昌冬季五輪の出場を逃した失意を晴らす結果となった。

 当時ヨーハウグはノルウェー代表のチーム医師から渡されたリップクリームが原因でステロイドの陽性反応を示し、18か月の資格停止処分を科された。スポーツ仲裁裁判所(CAS)は同選手の不正行為はなかったとしながらも、過失があったと認定した。

 ヨーハウグはW杯通算244戦に出場し、80勝を記録している。(c)AFP