【2月17日 AFP】北京冬季五輪でドーピング検査を管轄する国際検査機関(ITA)は16日、クロスカントリースキー女子のワレンチナ・カミンスカ(Valentyna Kaminska、ウクライナ)が検査で禁止薬物に陽性を示したと発表した。

 アナボリックステロイドと他2種類の禁止薬物が検出されたという。

 34歳のカミンスカは今大会で3種目に出場。スプリント・フリーで70位、10キロクラシカルで79位に終わり、ウクライナ代表として出場した20キロリレーは18位だった。

 ITAは今回の件を調査する間、カミンスカを暫定的に資格停止とすると明かしている。

 北京五輪はフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(Kamila Valieva、ロシア五輪委員会<ROC>)のドーピング問題に揺れている。ワリエワは禁止薬物に陽性反応を示しながらも出場継続を認められ、首位で17日のフリースケーティング(FS)を迎えることになっている。(c)AFP