【1月26日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)は25日、チームを15年率いたヘッドコーチ(HC)のショーン・ペイトン(Sean Payton)氏が退任すると発表した。

 58歳のペイトンHCは、チームが今季9勝8敗のふがいない成績に終わり、2016年シーズン以来のプレーオフ進出を逃したことを受け、チームを離れる決断を下した。

 記者会見でペイトンHCは、続投に「心」が向かなかったことを退任の理由に挙げた。

 ペイトンHCは「『引退』という言葉は気に食わない」と話すと「まだフットボールの世界で何かを成すビジョンを持っている。正直に言えば、それはコーチ復帰かもしれない。しかし、現時点では私の心はそこにはない」と続けた。

 2006年にセインツのHCに就任したペイトン氏は、前シーズンに3勝13敗だったチームをすぐさま強豪へ生まれ変わらせ、QBドリュー・ブリーズ(Drew Brees)氏とともにリーグ屈指のオフェンス陣をつくりあげた。

 2009年シーズンにはスーパーボウルに進出し、ペイトン・マニング(Peyton Manning)氏を擁するインディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)を31-17で破って王者に輝いた。しかし、その後は2013年から2020年にかけて5回プレーオフに進出したものの、ペイトン氏はスーパーボウルの舞台にチームを戻すことはできなかった。(c)AFP