【1月12日 AFP】カンボジアで地雷撤去に貢献し、表彰されたアフリカオニネズミの「マガワ(Magawa)」が先週末、死んだ。8歳だった。マガワを訓練したベルギーの慈善団体APOPOが11日、発表した。

 APOPOによると、マガワは「穏やかに」死を迎えた。先週はいつも通り元気に遊んでいたが、週末前から動きが鈍くなり始め、昼寝が増え、餌にあまり関心を示さなくなったという。

 昨年6月の引退まで、サッカー場42面分に相当する約22万5000平方メートルの土地の地雷除去に貢献。検知した地雷と不発弾は100個を超えた。

 タンザニアで生まれたマガワは2020年9月、地雷や不発弾の撤去に貢献したとして、77年の歴史がある英国の動物愛護団体PDSAから、ネズミとして初めて表彰された。(c)AFP