【1月11日 AFP】米テキサス州で、13歳の息子を車のトランクに入れ新型コロナウイルス検査に連れて行った教師が子どもを危険にさらしたとして起訴された事件をめぐり、教え子らが10日、教師の自宅を訪れ支持を表明した。

 起訴されたのは、ヒューストン(Houston)郊外のジャージービレッジ(Jersey Village)に住むサラ・ビーム(Sarah Beam)被告(41)。

 ビーム被告は先週、ドライブスルー式の新型コロナ検査が行われているヒューストンのプリジョンスタジアム(Pridgeon Stadium)を訪問。会場責任者に対し、息子を連れてきたが、自分が感染しないようトランクに入れざるを得なかったと説明した。

 責任者は子どもを後部座席に座らせない限り検査はできないと伝え、警察に通報した。警察は防犯カメラの映像で一連の出来事を確認した。

 ビーム被告は8日、子どもを危険にさらしたとして逮捕され、翌日に1500ドル(約17万円)を納め保釈された。

 教え子らは10日、ビーム被告の自宅の壁などに「マントを着けていない真のヒーロー、学校の財産、生徒にとって天の恵み」「素晴らしい教師、愛情に満ちた母親、みんなを力づける女性」などのメッセージを張った。

 窓には「いつもあなたを支持します」「見掛けで判断しないで」と書かれた厚紙が付けられた。

 勤務先は、ビーム被告は現在「休職中」だとしている。

 裁判の開始日はまた発表されていない。(c)AFP