【1月11日 AFP】米ロサンゼルス北郊で9日、小型機が線路に不時着し、走行してきた列車と衝突する寸前に操縦士が救助された。警察が10日、明らかにした。

 列車が猛スピードで迫る中、ロサンゼルス市警の警官が血を流す操縦士を救出する場面が、ボディーカメラの映像に残されていた。

 警官らが操縦士を救助して踏切を離れると、列車が警笛を鳴らしながら小型機に突っ込み、残骸が散乱した。

 小型機は近くの飛行場を離陸した直後にエンジンが停止して不時着。機体の半分は道路に、もう半分は線路にかかった。

 救出に当たった警官の一人はNBCテレビに「(操縦士は)10分で2度も命拾いしたのだから、宝くじを買うべきだと思う」と話した。

 操縦士は病院に搬送されたが、容体は安定している。

 救急当局によると、搭乗者は1人だけで、ほかにけが人はいないという。(c)AFP