【12月9日 AFP】パキスタンの列車の運転士が6日、旅客を乗せて運行中にヨーグルトを買うために列車を緊急停車させたとして、停職処分を受けた。

 運転助手が屋台でヨーグルトを買って列車に戻る場面を捉えた動画が、ソーシャルメディアで話題になっていた。列車は東部ラホール(Lahore)から南部カラチ(Karachi)へ向かっていた。

 パキスタンの鉄道では過失や怠慢を原因とする事故が頻繁に起きているが、今回の問題を受けて改めて安全性と規則を疑問視する声が上がっている。

 アザム・カーン・スワティ(Azam Khan Swati)鉄道相は声明で「国有財産の私的流用は許されない」と警告した。

 鉄道当局者はAFPに対し、今回のような事例はパキスタンでは珍しくなく、管理が行き届いていないことがしばしばあると説明した。(c)AFP