【11月26日 AFP】チリ公衆衛生研究所(Public Health Institute of Chile)は25日、新型コロナウイルスワクチンの接種対象年齢を3歳以上に引き下げると発表した。同国では当初の接種対象者の約90%が接種を完了している。

 3~5歳には6~15歳と同じく中国製薬大手シノバック・バイオテック(Sinovac Biotech)製のワクチン「コロナバック(CoronaVac)」を使用する。

 16~18歳には、米ファイザー(Pfizer)と独ビオンテック(BioNTech)が共同開発したワクチンを使用している。年齢によって使用するワクチンが異なるのは、年長の子どもは年少の子どもよりもコロナバックの副反応発生率が高いという中国の研究結果に基づいているとされる。

 チリの他に接種対象年齢を3歳以上としているのはベネズエラ、コロンビア、アルゼンチン。ニカラグアとキューバは2歳以上としている。(c)AFP