【11月26日 AFP】中国は25日、リトアニアでのビザ(査証)発給など領事業務を停止したと発表した。両国は台湾をめぐり対立している。

 在リトアニア中国大使館は「技術的な理由により、11月25日から領事業務が停止される」と発表。「再開日は追って通知する」としている。

 中国は、リトアニアが「台湾」の名称を冠した代表機関の設置を認めたことに抗議し、21日に同国との外交関係を格下げしていた。

 中国は台湾を自国の領土の一部と見なしており、台湾政府に国際的な正当性を与えないよう「台湾」という名称の公式な使用を阻止している。

 中国外務省の趙立堅(Zhao Lijian)報道官は25日の記者会見で、リトアニアは中国に対する「背信」行為に及んだと指摘し、「いずれ代償を払うだろう」と述べていた。(c)AFP