【11月19日 AFP】ラグビー日本代表は18日、秋のテストマッチシリーズとして20日に行われるスコットランド戦の登録メンバーを発表し、前週のポルトガル戦で代表デビューにして初トライを決めた中野将伍(Shogo Nakano)がCTBに名を連ねた。
 
 先月のオーストラリア戦で23-32と善戦した後、欧州遠征の初戦となったアイルランド戦では5-60の大敗を喫したブレイブブロッサムズ(Brave Blossoms、日本代表の愛称)は、38-25で勝利した前週のポルトガル戦で温存したピーター・ラブスカフニ(Pieter Labuschagne)が主将を務めることになった。

 その他では、2016年以来の登録メンバー入りを果たした垣永真之介(Shinnosuke Kakinaga)がPRのリザーブに入った。

 日本代表を率いるジェイミー・ジョセフ(Jamie Joseph)ヘッドコーチ(HC)は、スコットランドについて「(2019年の)W杯(Rugby World Cup 2019)で対戦したときから、かなり改善されている」とし、「W杯では若手だった選手たちも今では主力メンバーとなっていて、戦い方も大いに変化している」と述べた。

 また、「ルースフォワード同士の激戦を予想しているが、スコットランドはそこがかなり改善されている。バックローは守備やブレークダウンが強力で、『ジャッカル』や相手の攻撃をスローダウンさせるのが非常に得意だ」と分析した。

「しかし、われわれにはリーチ(マイケル<Michael Leitch>)やラピーズ(Lappies、ラブスカフニの愛称)、それに姫野(和樹<Kazuki Himeno>)ら経験豊富なバックローがいる。だから、そこが試合の大きなカギを握る」

 一方、グレガー・タウンセンド(Gregor Townsend)HCが率いるスコットランドは、本拠地マレーフィールド(Murrayfield)で臨む今回の日本戦で、5人のフォワード陣を含む7人のメンバーを入れ替えた。

 この試合が秋のテストマッチシリーズ最終戦となるスコットランドは前週、W杯日本大会王者の南アフリカに15-30で敗れており、同大会のプールステージで21-28と敗れて以来となる日本戦で、勝利の機運を取り戻そうとしている。

 スコットランド戦に臨む日本の登録メンバーは以下の通り。

先発メンバー:クレイグ・ミラー(Craig Millar)、坂手淳史(Atsushi Sakate)、ヴァルアサエリ愛(Asaeli Ai Valu)、ジャック・コーネルセン(Jack Cornelsen)、ジェームス・ムーア(James Moore)、リーチマイケル、ピーター・ラブスカフニ、姫野和樹、流大(Yutaka Nagare)、松田力也(Rikiya Matsuda)、シオサイア・フィフィタ(Siosaia Fifita)、中村亮土(Ryoto Nakamura)、中野将伍、松島幸太朗(Kotaro Matsushima)、山中亮平(Ryohei Yamanaka

リザーブメンバー:堀越康介(Kosuke Horikoshi)、稲垣啓太(Keita Inagaki)、垣永真之介、ベン・ガンター(Ben Gunter)、テビタ・タタフ(Tevita Tatafu)、齋藤直人(Naoto Saito)、田村優(Yu Tamura)、ディラン・ライリー(Dylan Riley

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