【11月17日 Xinhua News】中国の生活情報サイト「58同城」と不動産情報サイト「安居客」はこのほど、20~40歳の独身者を対象に、住居や生活などに関する意識調査を実施した。住宅購入に関しては、17・4%が「購入済み」、55・5%が「購入を計画している」と答えた。

 年内の購入を検討している人のうち、53・4%が「職場のある都市」、36・8%が「職場のある都市の周辺」で購入したいと回答。住宅購入の理由は、54・3%が「安定した住まいの確保」、25・0%が「不動産による資産価値の維持や向上」、20・6%が「独身卒業の確率を高めるため」とした。

 居住地の選択に当たり、利便性や生活環境、職場や地下鉄駅までの距離など、生活の質を重視する人が多いことも明らかになった。勤務地別では、成都や重慶、杭州などの「新一線都市」で働く人に比べ、北京、上海、広州、深圳の「一線都市」で働く人の方が、居住地から職場や地下鉄駅までの距離を重視する傾向が高かった。

 住宅設備や家電は、浄水器やスマートトイレなど健康的な生活を送るための製品や、ロボット掃除機や食器洗い機など家事の負担や時間を減らすための製品への注目度が高かった。男女別に見ると、女性は乾燥機や食器洗い機、男性はスマートトイレやごみ処理機などへの関心が高かった。

 月収に占める住宅ローンの返済額は51・4%が「20~30%前後」、31・4%が「40%以上」と回答。月収に占める家賃の割合は「20~30%」が最も多かった。

 車を保有している人は11・8%。男女別では、男性の方が多かった。35・1%が「車を購入する予定」と回答。購入意欲に男女の差はほとんどなかった。車の購入に当たって「新車でなくても構わない」と考える人の割合は、男性の方が高かった。(c)Xinhua News/AFPBB News