【11月12日 CGTN Japanese】中国国家スーパーコンピューティング天津センターによりますと、11月4日、米計算機協会(ACM)の発表で、国家スパコン天津センターが中国人民解放軍国防科学技術大学コンピュータ学院や海南大学薬学院、中山大学薬学院、中国海洋大学医薬学院、米ケンタッキー大学薬学部などと共同で、次世代スパコン「天河」で行った「自由エネルギー摂動法―絶対的な結合自由エネルギーの計算方法に基づく新型コロナウイルス感染症治療薬の大規模バーチャルスクリーニング」が、2021年度のゴードン・ベル賞における新型コロナウイルス感染症研究に関する特別賞に入賞したことが明らかになりました。ゴードン・ベル賞は、高性能コンピュータ分野において国際的に権威のある賞の一つで、中国が同特別賞に入選したのは初めてのことです。

 推算によりますと、次世代スパコン「天河」のサポートにより、自由エネルギー摂動法―絶対的な結合自由エネルギーの計算方法に基づく新型コロナウイルス治療薬のバーチャルスクリーニングの有効性が200倍向上しました。同成果は突発的な感染症に対する迅速な薬剤対応を実現していく上で、極めて重要な意義があるとされています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News