【10月28日 AFP】21-22イタリア・セリエAは27日、第10節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)は後半アディショナルタイム5分に失点を喫し、ホームでサッスオーロ(US Sassuolo)に1-2で敗れた。

 ダビデ・フラッテージ(Davide Frattesi)の得点で44分に先制を許したユベントスは、76分にウェストン・マケニー(Weston McKennie)がヘディングを決め、少なくとも勝ち点1を手にしたと確信していた。

 逆転弾を狙っていたユベントスだが、カウンターからマキシム・ロペス(Maxime Lopez)に華麗な浮き球のシュートを決められ、手痛い黒星を喫して優勝争いから後れを取った。

 パフォーマンスが振るわなかったユベントスは、前日にトリノ(Torino FC)を下して暫定首位に浮上したACミラン(AC Milan)と13ポイント差の7位に沈んでいる。

 一方、ユベントス相手に初めてアウェーで勝利を収めたサッスオーロは勝ち点を14にまで伸ばし、同チームと1ポイント差の9位に順位を上げた。

■インテルとローマは白星

 一方、王者インテル(Inter Milan)はアウェーで10人のエンポリ(Empoli)を2-0で下し、首位ミランを追走した。

 インテルは34分、ダニロ・ダンブロージオ(Danilo D' Ambrosio)のヘディングで先制。ニコロ・バレッラ(Nicolo Barella)に遅れてスライディングタックルをしたサムエル・リッチ(Samuele Ricci)が52分に退場すると、勝負の行方は決まった。

 その後、ラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)のクロスにアカデミー出身のフェデリコ・ディマルコ(Federico Dimarco)が合わせ、勝利を確実なものにしたインテルは、試合終了間際の同点弾で白星を逃した前節ユベントス戦からの立て直しに成功した。

 インテルはミランと7ポイント差をキープして3位につけているが、28日に行われる試合でナポリ(SSC Napoli)が勝利すれば同チームが首位に立つ。

 ASローマ(AS Roma)は最下位カリアリ(Cagliari Calcio)に2-1で逆転勝利し、インテルと2ポイント差の4位につけている。

 レオナルド・パヴォレッティ(Leonardo Pavoletti)のゴールで後半開始早々に先制されたローマは、71分にロジェール・イバニェス(Roger Ibanez)が強烈なヘディングを突き刺して追いつくと、ロレンツォ・ペレグリーニ(Lorenzo Pellegrini)が78分にFKを直接決め、貴重な勝ち点3を手にした。(c)AFP/Terry DALEY