【10月20日 AFP】インドとネパールで大雨による洪水と土砂崩れが相次ぎ、両国当局は20日、これまでに合わせて116人が死亡、多数が行方不明になっていると明らかにした。

 インド北部ウッタラカンド(Uttarakhand)州当局は、ここ数日で46人が死亡、11人が行方不明になっていると述べた。南部ケララ(Kerala)州のピナライ・ビジャヤン(Pinarayi Vijayan)首相によると、同州では39人が死亡した。

 ウッタラカンド州で最も被害が大きかったナイニタール(Nainital)では19日朝の集中豪雨で土砂崩れが発生。複数の建物が破壊され、少なくとも30人が死亡した。

 地元当局のプラディープ・ジャイン(Pradeep Jain)氏はAFPに対し、死者のうち5人は大規模な土砂崩れで自宅が埋もれた家族だと語った。

 ネパール防災局の担当者は「モンスーン後にネパール全土を豪雨が襲い、その影響で洪水と土砂崩れが発生し、ここ3日間で31人が死亡した。43人が行方不明となっている」と述べた。

 雨が降り続いている地区も多く、現在は報告をまとめているところで、死者はさらに増える可能性があるという。(c)AFP