【10月20日 AFP】21-22NBAが19日に開幕し、昨季王者ミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)はヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)が32得点を挙げてブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)に127-104で大勝。連覇を狙うシーズンを白星でスタートさせた。

 アデトクンポはチームをファイナル制覇に導いた昨季最終盤と同様の活躍を見せ、14リバウンド、7アシストも記録するオールラウンドなプレーでチームの攻撃をけん引した。

 本拠地に50年ぶりに優勝旗が掲げられファンが喜ぶ中、バックスはアデトクンポを含めて6選手が2桁得点をマークした。クリス・ミドルトン(Khris Middleton)が20点、パット・コノートン(Pat Connaughton)がベンチスタートから同じく20点を挙げ、ジョーダン・ヌウォラ(Jordan Nwora)が15点、けがで早めに途中交代したジュルー・ホリデー(Jrue Holiday)も12点を決めた。

 対するネッツにとっては、カイリー・アービング(Kyrie Irving)が不在のまま開幕を迎えた影響を感じさせるような敗戦となった。

 新型コロナウイルスのワクチン接種を拒否しているアービングは、ニューヨーク市が定めたルールでホームゲームに出場できず、そのため当面はチームから離脱することが決まっている。

 アービングを欠く中で、ケビン・デュラント(Kevin Durant)が32点、ジェームズ・ハーデン(James Harden)が20点を挙げた。新加入のパティ・ミルズ(Patty Mills)が3ポイントシュート7本すべてを成功させて21点を加え、ニコラス・クレクストン(Nicolas Claxton)は12点を決めた。

 もう1試合の開幕戦では、新生ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)が114-121でゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)に敗れた。

 レイカーズはレブロン・ジェームズ(LeBron James)が34点、アンソニー・デイビス(Anthony Davis)が33点を決めたが、新加入のラッセル・ウェストブルック(Russell Westbrook)が8点、5リバウンド、4アシストと抑え込まれるなど、2桁得点を決めた選手はほかにいなかった。

 一方でウォリアーズはユニットとして結束したプレーを見せ、ステフェン・カリー(Stephen Curry)は21点、10リバウンド、10アシストと2016年以来となるトリプルダブルを記録した。

 ウォリアーズではカリーに次いでジョーダン・プール(Jordan Poole)が20得点を挙げるなど、6選手が2桁得点を記録した。(c)AFP