【10月11日 AFP】21NFLは10日、第5週の試合が行われ、タンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)はまたしてもQBトム・ブレイディ(Tom Brady)が傑出したパフォーマンスを披露し、マイアミ・ドルフィンズ(Miami Dolphins)を45-17で下して今季4勝1敗とした。

 前週、ブレイディが古巣ニューイングランド(New England)に凱旋(がいせん)した試合で感動的な勝利を飾ったバッカニアーズは、本拠地に戻っても一切手を緩めなかった。

 試合序盤に右手親指を負傷したブレイディだったが、5本のタッチダウンパスを含め41本中30本のパスを成功させて411ヤードを稼いだ。

 このうち2本のタッチダウンパスはアントニオ・ブラウン(Antonio Brown)に通したもので、同選手は史上最速でNFL通算900レシーブを記録した。

 一方、バッファロー・ビルズ(Buffalo Bills)はカンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)を38-20で下し、昨シーズンのAFC決勝での雪辱を果たした。

 悪天候によって試合開始が1時間以上遅れたこの一戦では、3本のタッチダウンパスを通すなどパスで315ヤードを獲得したビルズのジョシュ・アレン(Josh Allen)がパトリック・マホームズ(Patrick Mahomes)とのQB対決を制し、チーフス自慢の攻撃陣を圧倒した。

 ランでもタッチダウンを一つ記録したアレンに対し、マホームズはインターセプト2本を喫するなど、キャリアワーストクラスのパフォーマンスに終わった。

 第3クオーターに差が13-31に広がるインターセプトリターンタッチダウンを許したマホームズは、第4クオーター終盤にもファンブルをしてしまい、チーフスの反撃の望みは完全についえた。この結果、ビルズは今季4勝1敗、チーフスは2勝3敗となった。

 また、アトランタ・ファルコンズ(Atlanta Falcons)はニューヨーク・ジェッツ(New York Jets)に27-20で勝利。英ロンドンのトッテナム・ホットスパースタジアム(Tottenham Hotspur Stadium)での一戦では、ファルコンズのQBマット・ライアン(Matt Ryan)が2本のタッチダウンパスを含めパス45本中33本を通し、342ヤードを稼いだ。

 ミネソタ・バイキングス(Minnesota Vikings)はグレッグ・ジョセフ(Greg Joseph)がラストプレーで54ヤードのフィールドゴール(FG)を決め、ここまで未勝利のデトロイト・ライオンズ(Detroit Lions)を19-17で下した。

 ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)はニック・フォーク(Nick Folk)が試合時間残り15秒で21ヤードのFGを成功させ、ヒューストン・テキサンズ(Houston Texans)に25-22で勝利した。

 グリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)はQBアーロン・ロジャース(Aaron Rodgers)が2本のタッチダウンパスを通すなどして344ヤードを稼ぎ、延長戦の末にシンシナティ・ベンガルズ(Cincinnati Bengals)を25-22で下した。(c)AFP