【10月6日 AFP】暗号化メッセージアプリ「テレグラム(Telegram)」の創業者パベル・デュロフ(Pavel Durov)氏(36)は5日、交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブック(Facebook)の大規模な障害を受けて、テレグラムが1日で7000万人のユーザーを獲得したと明らかにした。

 フェイスブックと同社傘下の写真共有アプリ「インスタグラム(Instagram)」、メッセージアプリ「ワッツアップ(WhatsApp)」は4日、7時間にわたりアクセスできなくなり、数十億人のユーザーが影響を受けた可能性がある。

 デュロフ氏はテレグラムの自身のチャンネルで「テレグラムは昨日、登録ユーザー数とユーザーアクティビティーが記録的に増加した」として、1日で7000万人以上が他のSNSから流入したことを明らかにした。

 さらに新規ユーザーに向けて「最大級の独立メッセージプラットフォームであるテレグラムにようこそ」と歓迎。「他(のプラットフォーム)が役に立たなくても、われわれはみなさんの期待を裏切らない」と語った。

 調査会社センサータワー(SensorTower)によると、米国における無料アプリダウンロード数ランキングで、テレグラムは56位から5位に上昇した。特に旧ソ連圏とイランでユーザーが多く、個人間のメッセージ交換に加え、情報やニュースの共有ができる。(c)AFP