【10月4日 Xinhua News】中国の天津大学(Tianjin University)材料科学・工程学院の封偉(Feng Wei)教授チームがこのほど、自律動作能力と触覚ひずみゲージを備えた4Dプリントによるソフトロボットを開発した。研究成果はCell Press社の学術誌「Matter」に掲載された。

 封氏のチームは、液晶エラストマー(LCE)のスマート材料を4Dプリント技術で精密加工し、感知能力と適応性を備えたスマートソフトロボットを直接作り上げた。

 この管状の自律型ソフトロボットは、熱を感知することで形状を変化させ、運動速度や方向が調整できる。また回転方向を自律制御する特性により、昆虫の触角に似た触覚を備え、前方の道路上の障害物を検知し、障害物の高さに応じて乗り越えたり、折り返すことができる。

 この自律型ソフトロボットは駆動プロセスが全て自動化されており、手動による制御がなくても作業を完了できる。最大積載量は自重の40倍に達する。(c)Xinhua News/AFPBB News