【9月30日 AFP】(更新)国際オリンピック委員会(IOC)は29日、来年開催される北京冬季五輪について、新型コロナウイルス流行を理由に、海外からの観客受け入れを見送ると発表した。チケットを購入できるのは中国在住者のみとなる。

 IOCによると、ワクチン接種を完了した参加者は到着後21日間の検疫が免除される。「正当な医療上の免除」対象であることを示せる選手には、特例措置が検討されるという。

 入国した参加者は全員、厳格な隔離措置が取られる。立ち入りが許される場所には、大会関連エリアや競技場、宿泊施設、食事提供施設、開閉会式の会場が含まれる。

 今回の措置は、中国の五輪運営組織が決定したもの。10月には、五輪での感染拡大を防ぐための一連の措置が発表される予定だ。

 新型ウイルス流行を受けた1年の延期をへて今年開催された東京五輪では、ほぼすべての会場を無観客とする措置が取られていた。(c)AFP