【9月27日 AFP】25日に行われたボクシング、WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級タイトルマッチでオレクサンドル・ウシク(Oleksandr Usyk、ウクライナ)に敗れ、王座から陥落したアンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua、英国)が、再戦条項を行使する可能性について「110パーセント」とコメントした。

 ロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアム(Tottenham Hotspur Stadium)に詰めかけた6万6000人の母国ファンの前でウシクと対戦したジョシュアだったが、相手の見事なボクシングの前に判定0-3(112-117、112-116、113-115)で敗れ、3団体のベルトを失った。

 これで同胞のWBC王者タイソン・フューリー(Tyson Fury)とすぐに統一戦を行う可能性は消滅したが、今回の対戦には再戦条項が含まれていた。

 過去にも2019年にアンディ・ルイス・ジュニア(Andy Ruiz Jr、米国)に敗れ、その半年後の再戦でタイトルを奪還した経験があるジョシュアは、すでにウシクとの2戦目に意欲を燃やしている。

 試合後の会見でジョシュアは、「100パーセント、いや110パーセントだ」と述べ、「トレーニングに戻る準備はできている」と続けた。「偉大なファイターになりたければ、サウスポー、特に良いサウスポーとは戦うなという昔からの言葉があるが、彼は良いファイターだった」

 一方、これでプロ19戦全勝とした新王者ウシクは、これまで大半の勝利をウクライナ国外で手にしてきた。

 今回も妻や家族と離れて3か月の準備合宿を張ってきた中で、「再戦はキエフのオリンピスキ・スタジアム(Olimpiysky Stadium)でやりたい」と希望しているが、ジョシュアのプロモーターを務めるエディー・ハーン(Eddie Hearn)氏は、来年2月か3月に英国内で行う可能性が高いと示唆している。(c)AFP/Julian Guyer