【9月26日 AFP】21-22スペイン1部リーグは25日、第7節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はビジャレアル(Villarreal CF)と0-0で引き分け、同日アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)がアラベス(Alaves)に敗れた好機につけ込むことはできなかった。

 日中の試合でアトレティコは、開幕5連敗中でここ4試合無得点のアラベスに敗れ、今季初黒星を喫した。

 これにより、ビジャレアルに勝利すればアトレティコに5ポイント差をつけることができたレアルだったが、マジョルカ(RCD Mallorca)を6-1で下した前節とは対照的な低調なパフォーマンスに終始し、その差を3に広げるにとどまった。

 レアルは本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu)で前節ハットトリックのマルコ・アセンシオ(Marco Asensio)、2得点のカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が沈黙。カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督はより守備に重きを置いたため、攻撃の流動性がその犠牲となった。指揮官は「今季最高の試合ではなかったということだけは明白だ」とコメントしている。

 攻撃の問題がより深刻化したアトレティコは、アラベスに敗れて浮き沈みの大きいシーズンにピリオドを打つことはできなかった。

 4分に決まったビクトル・ラガルディア(Victor Laguardia)のヘディングシュートが決勝点となったアラベスは、最下位脱出に成功した。

 ディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督率いるアトレティコは、公式戦ここ6試合でわずか2勝にとどまっており、直近4試合のうち3試合は無得点に終わっている。

 28日に欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)のグループリーグでACミラン(AC Milan)とのアウェー戦を控えるアトレティコは、次節はFCバルセロナ(FC Barcelona)をホームに迎える。

 上位がつまずく中、フレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)監督率いるセビージャFC(Sevilla FC)は2-0でRCDエスパニョール(RCD Espanyol)を下し、アトレティコを抜いて2位に浮上している。(c)AFP/Tom ALLNUTT